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どんな打楽器があるのか知っておけば売買もスムーズです。

ドラムセット

バスドラム

ドラムセット 写真

ドラムセットにおいて最も重要でいい音を出すのがバスドラム(Bassdrum)で、 この楽器がなければ重低音がいまいちな感じになってしまいます。 手で叩いたりスティックで叩くのではなくフットペダルを使ってドンドンと 低音を響かせるバスドラムは、本体のサイズも大きいからそうした奏法をするのが メインになるようです。 手で叩きやすい場所に設置できればフットペダルでなくてもいいでしょうが、 重いし大きさゆえに床に直接設置することになるからです。 スネアドラム程度の重量や大きさなら高い場所にも設置できますが、バスドラムで それをやると演奏中に倒れたり落下する危険がありすぎるのです。 20インチ〜26インチと巨大なサイズが一般的ですし、演奏中に安定させるには 床に転がすように置くしかないのです。 持ち運びも大変ですのでこれを買取してもらおうとしたら自動車を使わなければ 難しいでしょうし、運転免許証がないとバスドラムを処分しづらいでしょう。 購入の方は配達してもらえるので問題ないですが、処分はなかなかやっかいです。 ドラムセットに2つのバスドラムを組み込むツーバス仕様だと移動の手間も2倍に なりますが、フットペダルの方をツインペダルにしても同じ迫力が生み出せるので この方がいいかもしれません。 フットペダルがちょっと大きくなるけどバスドラム1つ分のスペースを節約できる ので、まずはこの方法を採用してみましょう。



スネアドラム

手頃な大きさのスネアドラムは小さな物ならバスドラムの半分程のサイズの製品 も市販されているので、バスや電車で持ち運ぶことも無理ではありません。 ただし1つだけで、複数を一度に移動させるのなら自動車でなければ大変です。 「このスネアドラムを買取してもらいたいからリサイクルショップに持ち込んで みようかな」とかの理由で、1つを抱えて電車に乗るくらいならラッシュ時でさえ なければよっぽど大丈夫だと思います。 このドラムは裏面と表面に皮が張ってあり、シェルは金属製と木製があります。 同程度のサイズでも材質などで音質も変わるので、メーカーや素材に拘って自分に ピッタリの一品を見つけることになります。 気に入った音のスネアドラムが見つかるまではちょくちょく買い替えをしながら 練習に使うことになるので、リサイクルショップや楽器屋さんに買取してもらう 頻度はバスドラムよりも多くなるでしょう。 ちなみに金属製のシェルだとスチールなどが使われ、鋭い音質を求めるのなら これを選択するのがよさそうです。 木製は温もりを感じさせる音になり、フォークバンドを組んでいるドラマー向け になるのかもしれません。 胴の深さも音に影響を与え、深ければ濃厚で優しげな音に、浅ければシャープな 音ということを覚えておきましょう。 あとは実際に叩いて確かめて、気に入ったら購入して、使わなくなったら処分 を繰り返すのです。


フロアタム

フロアタム(Floortom)は名称から分かるかもしれませんが、床(フロア)に 置くタムの総称でドラムセットの1つです。 14インチ〜18インチが一般的でそんなに大きくもありませんが、床に置いた 方が安定するのは間違いありません。 スネア同様浅い方が鋭い音に、胴が深い方が味わい深い音になります。 床に置かないタムは普通にタムと呼ばれますが、中国の楽器タムタムと混同して しまう恐れもあるのでトムトムと呼ぶ方もいらっしゃいます。 タムあるいはタムタムでも間違いではありませんが、余計な混乱を引き起こさない 気遣いからトムトムという呼び方を広めたほうがいいかもしれませんね。 ドラムセットには複数のタムを組み込むのが普通のドラマーですが、数ははっきり 決められてはいませんしプレイヤーのスタイルに拠るでしょう。 3つ位あれば一人前に見えるしサウンドの幅も広くなりますが、それでは満足を しないでもっと並べるドラマーもいます。 アマチュアミュージシャンでも4つ5つタムを備えたドラムセットを使いこなし ますし、プロにもなれば10のタムを叩きこなす方もいます。 でも数が重要ではなく、しっかりと音の調整(チューニング)をしていることの 方がバンドとしては大切でしょう。 そして本当に欲しい音があったらタムを追加するのであり、とりあえず数を揃える というのはちょっと間違いです。



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