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どんな打楽器があるのか知っておけば売買もスムーズです。

シンバル

ライドシンバル

シンバル 写真

ライドシンバルはリズムを刻むのに使われる楽器で、18インチから24インチ の大きさが一般的なシンバルです。 設置場所は右利きのドラマーならドラムセットの右側で、右手に持ったスティック で叩くのがセオリーとなっております。 高低でいうとクラッシュシンバルよりも低位置になりますが、遠くから眺めても しっかりと目立つ位置に存在することは誰の目にも明らかでしょう。 叩けばいい音を出しますが叩く箇所やスティックの角度によっても音色が変化 するので、たった一枚でも何種類ものシンバルを使っているかのような錯覚を させてしまうことができるかもしれません。 自分が望む音を好きなだけ出せるのが良いシンバルになり、それを見つけるまでは 何度も買い換えて素敵な一枚を探すことに没頭することになります。 なのでドラムセットごとは買い換えなくても、ライドシンバルだけを交換するような 形で新調するプレイヤーは大勢いるようです。 そのたびに古い物は下取りしてもらったり買取してもらい、自宅に似たような音の シンバルを貯めこむことはそうされません。 それなりに高価な楽器ですし重いしかさばりますので、数十枚も所有するのはプロ でもごく一部に限られるのではないでしょうか。 1組のドラムセットに数十枚のライドシンバルを組み込む変態的なドラマーも いないことはありませんが、そうした特殊な人は世界でもほんの数名です。



ハイハットシンバル

直訳すると高い帽子となるハイハットシンバルは、帽子(ハット)が高い(ハイ) 位置にあるかのような形状をしています。 帽子の種類は皆さんの想像にお任せするとして、高い位置に設置されるのが この楽器の大きな特徴なのは名前からも明らかです。 専用のスタンドに取り付けられる2枚1組のシンバルは、大きさはそれほどの 巨大サイズではなく13インチから15インチの間に収まるでしょう。 どうして2枚1組なのか、それは足元のペダルで向かい合ったハイハットシンバル をくっつけたり離したり操作できるようになっているからです。 2枚のシンバルがひっついている(閉じている)状態でスティックを叩きつけても あまり大音響で響きはせず、長々と甲高い音も持続しません。 シンバル同士が接触することでミュートのような効果を持たせるため、オープンの 状態とは違った音を出すことになるのです。 また2枚1組で使われるのですが、別々のハイハットシンバルから各1枚を抜き だして新たなペアを作って使用する、というのはありです。 リサイクルショップや楽器屋さんを探し回ってみれば違うメーカーのシンバルを 組み合わせたハイハットシンバルも見つかるのではないでしょうか。 プレイによって音を変えることもでき、組み合わせに変化をもたせても音色を かえることもできるハイハットシンバルは無限の可能性を秘めた楽器です。



クラッシュシンバル

ドラムセットのシンバルの中で最もいい音、心を奪う音を出せるのがクラッシュ シンバルになると音楽評論家は言いそうです。 見せ場、つまりチャンスにはクラッシュシンバルでかっこいい音を出すのが全て のドラマーの夢であり、そのために音楽学校でドラムプレイの基礎をマスター する若者も少なくはありません。 大きさは14〜19インチで数種類の音を使い分けたい場合は3枚以上を設置 したドラムセットを使いますが、左右に各1枚の計2枚というのが最もプレイ しやすいのではないでしょうか。 2枚の場合は2種類の音を出したいから、という理由ではなく近いほうを叩ける ようにとの理由になり、どのタイミングでも手が届くことが求められた結果こう したパターンのセッティングが多くなったようです。 もちろん2枚ともを同じ音にしなくてもよく、左右で音を使い分けることも可能 なばかりかそれを勧める講師もいらっしゃります。 大きさや厚さ、材質などで音色も違ってきますし、各メーカーが本当に多くの 製品を開発しているのでいくつも叩いて自分の好みの1枚を探しましょう。 買い替え率も高い部位なのでリサイクルショップにもクラッシュシンバルはよく 出回っており、楽器屋では求める一品がみつからない場合は買取をしているショップ で中古品を探してみるのもいいかもしれません。



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