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どんな打楽器があるのか知っておけば売買もスムーズです。

太鼓っぽい打楽器

ボンゴ

太鼓っぽい打楽器 写真

数年の経験をもつドラマーならボンゴをいう楽器に触れたこともあるかと思います が素人はこの名前を聞いてもどんな楽器か想像できないでしょう。 これはキューバで産まれた打楽器で、ラテン音楽には欠かせないのですが日本人 はあまりまじまじと見たことはなさそうなので無理もありません。 大きい太鼓と小さい太鼓がペアになっており、上側には動物の革が張られている ちょっと原始的な雰囲気のする楽器です。 動物の種類はこれ、と決められてはいませんが、牛や豚、羊などがほとんどの ようなので身の回りにある革製品と似たようなものでしょうか。 ベルトやお財布で人気のワニ革なんかだと太鼓に張るにはちょっと問題がありそう ですし、一応相応しい張力というのはありそうです。 演奏方法は脚に挟んで手で叩く、となんともソウルフルな奏法で、野性味の溢れる スタイルなため男性奏者のほうが圧倒的に多そうです。 少なくともスカートを履いた女性が演奏するのはタブーな気がしますし、足を 開く姿勢になるのでこの方法では女性は演奏しないほうがよさそうです。 スタンドに取り付けてスティックで叩く方法もあるのでこちらなら女性も安心 して演奏することはできますが、ボンゴを極めようとするのならそれだけでは やや物足りないので男性向けの楽器となりそうです。 少し専門的な楽器に分類されるので、買取してもらうのなら楽器屋さんに持ち込み したほうがいいかもsれないですね。



テンプルブロック

このテンプルブロックという名称だとピンとこないかもしれませんが、どんな姿を しているのかを説明すればご理解していただけると思います。 木製で中身を空洞にしており、丸くて裂け目のあるのがテンプルブロックです。 つまり誰にでもわかるように平たく言えば木魚です。 これを打楽器と呼ぶことに抵抗のある人もいそうですが、きちんとした楽団にも 使われているので間違いなく楽器と呼べる代物です。 確かに本来はお坊さんが読経をする時に叩かれるアイテムでしたが、今から100年 近く昔にジャズミュージックに用いられてからは他のジャンルにもテンプルブロック を使う人達が現れ始めたそうです。 なんと今ではオーケストラもこれを使う時代になっており、もはや楽器であること を否定することはできない状況にまでなってきました。 床に置いて使うのではなくスタンドに装着して叩き、その数も単体ではなく複数 を設置して演奏することもあります。 形状も丸型以外に箱のような形をしたものもあり、木製ではない物まで開発されて いるので木魚と表現してもいいのか疑問になるほどです。 木魚が原型になった楽器、と考えたほうがしっくりくるかもしれませんね。 楽器屋やリサイクルショップで明らかに木魚である物体を見たことはありませんし、 いちおうそうした楽器があるということだけ覚えておけばいいでしょう。



テナードラム

中型で胴が深いテナードラムは、中太鼓やフィールドドラムと呼ばれることもある のでなんとなく中間位の大きさということでしょう。 スネアドラムよりも低音なのですがバスドラムほど迫力はなく、音質も太鼓の中 では中くらいと思っておきましょう。 正確には中間よりもやや低い感じであまりポップな音ではありません。 テナードラムは19世紀に軍楽隊で使われるようになりましたが、日本においても パレードで多用される存在になっています。 行進しながら演奏する音楽隊が扱えるサイズ、重量の太鼓の中でも使いやすい部類 に入るということなのでしょうか。 ドラムセットに組み込んで使うことも無理ではないのですが、基本的にそれをする ニュージシャンはレアだと思われます。 フロアタム、タムタムを使えばいいですしわざわざテナードラムを追加するほどの ものではない、そう考えるドラマーがほとんどだからです。 あまり頻繁に売買される楽器ではなく、個人で所有することも稀なため中古品が 大量に出回ったりリサイクルショップで目にすることもそうありませんが、 打楽器博士になる予定ならどのような楽器なのかは理解しておきましょう。 流通量が少ないので中古品の買取相場もわかりにくい品ですが、見かけることが そうないので問題はありません。



バナースペース